HANAはオスである。

 繰り返す。HANAはオスである。
 HANAという名前なので、名前だけ言うとメスと思われるのが通常だが、彼はオスだ。
その証拠に、体をひっくり返して仰向けにすれば、立派なおちむを確認できる。
 ああ。もう、第2回目のコラムからこんな話題というのもどうかと思うが、つまり今
回の話題はまさしくそんな話である。

 おチビ時代のHANAといえば、当然家に来た3ヶ月〜4ヶ月といった、幼児体型バリバ
リの頃。体重は1.5キロとか2キロとか、ウェールズ地方の妖精を地でいく愛らしさ
がまばゆい、何の生物だかわからなさ加減が魅力だった(ような気がする)。
 しかし、確かに犬か妖精かコロボックルだかわからないあたり、微妙な違和感を覚え
るかも知れない。っていうかそれが子犬なんですが、成犬ばかりイメージしているとな
んとなくピンと来ない、という感じでしょうか。
 だって子犬と成犬って全く別の生き物だしー(暴言)。これは人間も然りですな。
 当時のHANAに対し、母は暫し動揺を言葉にした。
「なんかぜんぜんかわいくない〜、なにこれー。えー、犬?」
 犬以外のなにを飼ったんでしょうか。
 前述の通り、成犬のイメージが強かったこと、HANAの顔が思いの外黒かったこと、
思いの外小さかったこと(潰してしまいそう…)などが原因かと思われる台詞なのです
が…。
 それと、子犬といっても生後3ヶ月近かったために、耳が垂れておらず、立っていた
こともお気に召さなかった様子ですが。まったく、なんてわがままな。
 そんな事は知らず、HANAはあたらしい環境に慣れ初め、家族を識別できるようにな
っていった。産毛状態の体毛がファファッと立ち、幼児体型なお腹を出してポカーンと
眠っている姿。コーギー特有の体型も、ベイビーだとより一層愛くるしさが漂います。
あんよの裏もまだピンクでぷにゅぷにゅだし、ああ…なんてかわゆい。確かに目が大き
くて顔が宇宙人ぽいという気がしなくもないが、でも子供なんだしぃ!いいじゃん!!
「犬を飼ったんだ。憧れのコーギーさ。フフッ」
 その言葉を聞いた友人達の羨望の眼差し。…フフフ、わかる、分かるぞ。君たちが考
えていることが手に取るように分かる。君もウェールズの妖精に会いたいんだろ?!
 フェアリー・HANAが来て2ヶ月の間に新居へ足を運んだ友人は少なくない。
 ま、その話はまたの機会に譲るとして。
 当然と言えば当然ですが、わたしはHANAが来てからというもの、とにかく写真を撮
りま くった。デジカメやビデオがないので、余計沢山撮った(今も撮ってますが)。
 正直、自分がそんなにも親バカを発揮するとは微塵も考えていなくて、あのころのわ
たしは確かに少しおかしかった。おかしいっていうか親バカ。普通なのかも知れないが、
そういう経験がないので自分にとっては異常事態です。
 やー、こんなに写真撮ったの何年ぶりだろう。しゅごいねー!ねー、HANA!
 しゅごいってなんだ。凄いと言えよ、わたしよ。
 ところで、我が家ではかつて柴犬と中型の雑種を飼っていた。ごく普通の体型の犬だ
ったので、HANAが来た当初、酷く驚かされたのはその寝方である。
 仰向けになってぐうぐう眠っている犬というのを、間近で見たのは初めてです。
 ゆえに、HANAの仰向け寝姿が珍しくて、写真を撮りまくっておりました…。

問題の発言

 わたしは個人的に趣味のサイトをもう一つ持っております。そちらはイラストなどの
繋がりの友人・知人らと交流したり、展示したりというまったりしたサイトなのですが
(その点ではこちらと何ら変わりがないですね…)、そちらの日記は一時期、「HANA
さん日記」状態でした。そのくらい、頭の中はHANAでいっぱい。
 他の、よく出入りしている知人のサイトでもそんな話題ばかりだったのですが(超迷
惑)、そこで知り合ったこてんつさんはウェルシュコーギー・みっと君の飼い主さん。
先輩飼い主さん、先輩コーギーくん!なので当然、犬の話題で盛り上がる事も屡々。
 そのこてんつさんも出入りする画像掲示板に、あるときわたしが仰向けで眠るHANA
の写真を貼り付けたことがありました。前述の通り、当時のわたしにとっては仰向けで
眠る犬が珍しかったのですが…。
 当然のように、そこにはこてんつさんの「横レス」がついておりましたが、これが衝
撃的な発言だったのです。

『子犬のちんちんって筆ペンみたいですよね。』

 正確な文章は忘れてしまいましたが。
 あまりのことにレスできませんでした…。
 えっと…こ、これはセクハラになるんですか?セクハラですかぁ、誰かぁ!!!
 セクハラかどうかはともかく、かなり衝撃的でした。
 いやー、あまりに的確な描写だったもので。さすが先輩、言うことが違います。
 確かに、よくご覧になればわかるかと思うのですが、子犬のおちむは大人になるとな
くなってしまう細い毛がぴゅーっと伸びています。それに、おちむ自体とてもちいさい
ので、母などは「え?でべそ?」と本気で勘違いしていたほどです。
 サイズで言うとくれたけ細字くらい。
 厳密に毛の部分だけなら、極細です。極細
 あまりのことに納得してしまったものの、おちむについて語り合うなどは流石に恥ず
かしくて出来ません。出来ませんよ、こてんつさん!!!(涙)
 レスこそしなかったものの、お陰様で
 こどものおちむ=ふでぺん
という図式が成立してしまいました。イメージ決定です。
 あぁ…あうぅ……。なんてはずかしい……
 更に追い打ちをかけるように、友人の犬キチ・ふるきんぐは
「じゃあさぁ、ふでぺんが太字になったらまたアップしなよー」
 太字……!太字ってなによ?!!
 太字にならなくてもアップしまくってましたが(自サイトで)。
 ふで…ふでぺんかぁ……にてるけどね……。

 先日、この話題についてこてんつさんと話していたら、
「その毛を切って筆を作っておいて、大人になったときに渡すんですよ!」
 と、とても嬉しそうに話してました。おちむ毛筆ですか…?
 
 おちむとかおちむ毛とかふでぺんとか。そんな話題ばかりですみません。
 ああ、恥ずかしい。でも…似てるよね……ふでぺん。
 お宅のふでぺんはどうですか?

2002.06.02.Haruki Ohmura wrote


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*attention!!*このコラムを書くにあたり許可してくださったこてんつさん、ありがとうございました。
こてんつさんのみっと君サイトMitt's gloveもよろしく!